FXでトレード技術を向上させようと思ったらトレード日記(売買記録)をしっかりと残すことが大切ですが、自動売買ソフト(EA)を利用する場合はどうでしょうか?
トレード日記(売買記録)を付ける理由
そもそもFX取引でトレード日記(売買記録)を付ける理由は何でしょうか?
それはズバリ!
「無駄なトレードを減らすこと」
自動売買ソフト(EA)というと「ほったらかし」のイメージがありますが、効果的に運用しようと思うと、重要な経済指標や要人発言のタイミングに応じてのオンオフ、想定外の相場での損切り、週明けの窓開けを回避するために週末にポジションを持ち越さないことなどが重要になってきます。
そうすると、裁量トレードほどではないものの、自動売買ソフト(EA)の運営においてもトレーダーのクセが生じてきます。
実際に付けたトレード日記(売買記録)を見返してみると、特に損失が生じたトレードについて
「なぜこのタイミングでオフにしたのか、もっと早く損切りした方がよかったのでは?」
「もっと相場が安定してからオンにすべきじゃなかったのでは?」
「週末のポジション整理が苦手で金曜日に損失が出やすい」etc.
いろいろ見えてくるものがあります。
トレード日記(売買記録)を付けていると
〇客観的に自分のトレードを観察でき、トレードのクセが見えてくる
〇勝てる局面、負ける局面が明確になってくる
〇モチベーションが持続できるようになる
ため、自然と無駄なトレード(負けるトレード)が減ってくるのです。
トレード日記(売買記録)に書くべきもの
では、どんなことをトレード日記(売買記録)に書くべきでしょうか?
トレード日記(売買記録)を付け始めると、最初はついつい、いろいろな項目を記録したくなりますが、項目が多いと、だんだんトレード日記(売買記録)を付けることが面倒になってきます。自動売買ソフト(EA)の場合、メタトレーダー(MT4)を利用しているため、売買履歴はいつでもMT4から取得できますし、長続きさせるためにも、できるだけ簡単な項目に留めるのが秘訣になります。
例えば、AVANCER EA(アヴァンセEA)の場合は、使用する足も通貨ペアも決まっているため、
〇相場環境とオンオフのタイミング
〇損切りの判断・成否と心理状態
〇ロット数と損益額
くらいで十分だと思います。
なかでも、「損切りの判断・成否と心理状態」は重要で、損切りが上手くできることがFXで勝ち残っていく秘訣になってきます。
そして確認すべきは、
①自分なりの損切りルールがあるのかどうか
②損切りがルールどおりにできたかどうか
③ルールどおりに損切りできなかったときはその理由(心理状態)と対処法
になります。
自分なりの損切りルールがなければ、まずはルールを作るべきで、損切りが予定通りに実行できたのであれば、その後の値動きにかかわらず、とりあえずはOKです。
あとはトライ&エラーで、損切りルールの精度を高めていけば大丈夫です。
逆にルール通りに損切りができなかった場合は、損切りが出来なかった理由は必ず突き詰めておき、どのようにして問題を解決するのか、解決策を考えて書き留めておきましょう。
上手な損切りができるようになると、自動売買ソフト(EA)がより一層効率的に運用できるようになります。
ちなみにトレード日記(売買記録)を付けるのが面倒な人はこんなツールもありますので、まずは記録化する習慣を身に付けましょう。
KMFXトレード日記帳