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人は負けるようにできている!?

2017年12月16日

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個人投資家の9割が退場すると言われるFXの世界、それは何故でしょうか?

FXトレードは、簡単に言えば、今後、相場が上がるか下がるかを基本に取引しているだけなので、本来ならば勝率は5割近くを推移してもおかしくないはずですが、個人投資家の多くが負け越しているのが現実です。

その理由はズバリ!
人は負けるようにできているからです!

プロスペクト理論

1万円を手に入れる喜びと、1万円を失うショック、どちらも同じ1万円なのに、多くの人は「失う1万円」の方に多くの意味を見出します。つまり、お金を扱う時には、誰もが「損をしたくない」という感覚を持っているのです。このような不確実性下における意思決定モデルを、行動経済学では「プロスペクト理論」と言います。

質問1:あなたの目の前に、以下の二つの選択肢が提示されたものとする。
選択肢A:100万円が無条件で手に入る。
選択肢B:コインを投げ、表が出たら200万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入らない。

質問2:あなたは200万円の負債を抱えているものとする。そのとき、同様に以下の二つの選択肢が提示されたものとする。
選択肢A:無条件で負債が100万円減額され、負債総額が100万円となる。
選択肢B:コインを投げ、表が出たら支払いが全額免除されるが、裏が出たら負債総額は変わらない。

質問1は、どちらの選択肢も手に入る金額の期待値は100万円と同額である。にもかかわらず、一般的には、堅実性の高い「選択肢A」を選ぶ人の方が圧倒的に多いとされている。

質問2も両者の期待値は-100万円と同額である。安易に考えれば、質問1で「選択肢A」を選んだ人ならば、質問2でも堅実的な「選択肢A」を選ぶだろうと推測される。しかし、質問1で「選択肢A」を選んだほぼすべての者が、質問2ではギャンブル性の高い「選択肢B」を選ぶことが実証されている。

この一連の結果が意味することは、人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向(損失回避性)があるということである。
(引用元:ウィキペディア

質問2の例は、多くのFXトレーダーが損切りができない心理状態をよく表していると思います。

含み損を抱えた時、多くのFXトレーダーは相場が反転し、損失が減少すると勝手に期待してしまって、損切りのタイミングを逸してしまいますが、コンスタントに勝つことができているFXトレーダーは、先の質問2の例でいう選択肢Aを選んで潔く損切りしているのです。

ギャンブル化するトレード

「プロスペクト理論」で説明できるのは、損切りの場面だけではありません。

ギャンブルでは、はじめは倍率が低くても勝てる確率の高い勝負をします。小さな倍率でも、確実に勝ちたいという心理が働きます。
ですが、やがて予想外に負けが込み始めると、今度は小さくコツコツ勝てる勝負をするのではなく、倍率の高い勝負をするようになります。一時でも早く、負けた分を一気に取り返そうとする心理が働きます(損失回避バイアス)。

FXトレードでも、損失が出た後にいち早く損失を回復しようと思って、証拠金限界までロットを上げて、さらに損失を膨らませてしまった経験がある人は少なくありませんよね。

まずは退場しないこと

個人投資家の9割が退場する原因は資金管理不足によるものです。
つまり、言い換えれば、資金を溶かさずに退場しなければ、結果として勝てるようになるわけです。

そのため、まず心掛けるべきことは「退場しないこと!

そして退場しない為には
〇根拠をもった適時の損切り
〇証拠金に見合った適正なロット数
がとても重要となってきます。

退場せずに、正しいトレードルールでトライ&エラーを繰り返していけば、
最初は月間収支マイナスであっても、月間収支トントン ⇒ 月間収支プラスとだんだんトレードの精度が上がっていきます。

まずは「退場をしないこと!」
特に初心者はこれを念頭にトレードすることが必要です。

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