etc.

FXはゼロサムゲーム!?

2018年1月13日

本ページはプロモーションが含まれています。

先週は、年始の不安定相場に加え、重要指標やイレギュラーな要人発言もあって、大切な資金を溶かしてしまった人も少なくなかったようです。

そんな話を聞くたびに想い出すのが「FXがゼロサムゲーム」だということです。

ゼロサムゲームとは?

ゼロサムゲームとは、経済学における「ゲーム理論」と呼ばれる経済理論における用語。参加者の得点と失点の総和(サム)が0(ゼロ)になるゲームのことをさす。

例えば、2人のプレイヤーが参加するゲームでそれぞれが1,000円ずつを出し合って、ゲームの勝者が出し合った資金を総取りするようなゲームが挙げられる。(この場合は勝者2,000円、敗者0円となり、当初の資金の合計額である2,000円と変化がない)

投資においては市場が拡大しない市場は、ゼロサムゲームとなる。たとえば代表的な資産運用市場において「株式市場」は非ゼロサムゲームである。これは株価が上昇することにより新たな価値が創造される一方、株価の下落により価値が減少するためである。
一方で、外国為替取引は、価値同士の相対的な取引となり、一方の為替レートがあがるのであれば一方は必ず下がることになるため、為替取引はゼロサムゲームとなる。
(出典:金融・経済用語辞典)

トレンドの発生に根拠はない??

株式投資の場合、対象となる会社の業績が上がれば、それに比例して企業価値である株価が上昇するのは当然の話ですが、為替取引であるFXは、単に複数の通貨を交換しているだけですので、その上昇下降は相対的なものにすぎません。

つまり、一方の交換価値が上がれば、一方が下がる関係となり、個々の通貨では、価値が上下する要素があるものの、あくまで交換対象通貨との相対的なもので、絶対的な意味での上昇下降はありません。

その意味でFXのトレンドの発生には根拠はなく、トレーダーたちが「上がると思ったから上がった、下がると思ったから下がった」という心理状態があるのみです。

あなたの上がるは、誰かの下がる!?

EAでポジションが増えてくると、チャートとにらめっこしながら、「さらに上がってくる」とか、「この辺で反転しそう」とか、いろいろなことを根拠に考えると思いますが、その大部分が単なる願望に終わっています。

まさに「プロスペクト理論」のオンパレードです。

なので、あの時、あそこで利益確定したのが正解とか、あそこで損切りしとけば良かったというのは、あくまで後付けの評価で、実際のトレードの場面で正解かどうか全くわかりません。

では、どうすればいいのか?

ある有名トレーダーはいったそうです。
「FXで勝ち残る人には3パターンしかいない。センスがある人、資金力がある人、そしてルールをしっかり守れる人」

センスと資金力は今すぐどうこうできるものではありませんが

先輩トレーダーが経験的に身に付けた基本ル-ルを愚直に守ること

初心者が退場9割以上のFX市場で勝つための方法はこれしかありません。

-etc.