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FXにおけるトレンド系のテクニカル分析特集!:一目均衡表

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一目均衡表といえば、株式市場向けのテクニカル分析というイメージが強いものですが、FXにおいても素晴らしい効果を発揮します。転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンの5つの線から成り立つテクニカル分析です。このうち、遅行スパン以外の4本の線は半値という考え方が重視されています。半値とは、ある一定期間の高値と安値の合計を2で割ったものです。

なぜ半値を切り口とするのか?

一目均衡表が半値を切り口とした分析を行っている理由は、この半値の位置が価格の均衡点として機能するからです。まず、トレンドがある場合では、押し目や戻り目として機能します。株式のみならず、FXのチャートをチェックすると、上昇したトレンドの押しは、伸びた価格の半分になることがしばしばあります。逆に下落した分の半分を戻すこともよくあります。トレンドが継続している限り、この押し目や戻り目は、仕掛けポイントとして有効です。逆にこの半値線を越えた押しや戻しは、トレンドの終了や転換の可能性が高くなります。特に、中期線である基準線を越えた時はそのような傾向が強くなります。

半値が重視される理由はそれだけではありません。レンジ相場でも半値はたいへん有効です。レンジ相場では、価格が上がったり下がったりを繰り返しますが、半値線を中心として上下するのが基本です。上がった分だけ下がり、下がった分だけ上がり、もみあいます。つまり、半値線の上で売り、下で買えば利益を生み出せるというわけです。

一目均衡表の各線の機能とは?

一目均衡表の各線は、トレンドがあるときは押し目や戻り目の位置として機能し、レンジ相場では価格の中心として機能するのです。ただし、先行スパン1と先行スパン2は、26日先にプロットされているので注意が必要です。

また、一目均衡表では、遅行スパンだけが半値線ではありません。この線は、価格の終値を26日前にプロットさせた線です。そのときに売買をした人が、26日後にどのような損益状態となったかを示します。遅行スパンが価格の上にあるときは買った人が含み益をである可能性が高いことを示します。一方で、遅行スパンが価格の下にあるときは売り方が含み益を出した状態です。

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