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FX取引をする上で押さえておきたい理論特集:ダウ理論

2018年5月11日

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ダウ理論とは?

FX取引を行う際には為替相場の動向というのを考えて、相場が上向くと考えれば買いで入り、相場が下向くと考えれば売りで入ります。

USドル円の例でいうと、ドルが強くなり円が弱くなってドル高に動くと考えれば買いで入り、円が強くなりドルが弱くなって円高に動くと考えれば売りで入るということになります。

では、現在の相場は上昇局面(上昇トレンド)か、下降局面(下降トレンド)かをどのように判断するのでしょうか。このトレンドを把握する手法として考えられているのがダウ理論なのです。

ダウ理論は、19世紀末にチャールズ・H・ダウが執筆した市場の6つの基本法則のことを言い、現在のテクニカル分析はこの理論から派生してきたものです。

6つの基本法則

このダウ理論の6つの基本法則のうち取引において重要となるのが、「トレンドには3種類ある」ということと、「トレンドの転換は明確なシグナルが出るまで継続する」という法則となるでしょう。

3種類のトレンド

まず、3種類のトレンドですが、アップ、ダウン、レンジという状況です。

アップトレンドの定義としてはその通貨ペアのチャートを見た際に高値・安値がその前の高値・安値より上にある状態のことです。

これに対してダウントレンドは高値・安値がその前の高値・安値より下にある状態のことを言います。

レンジはこれらのルールが成立していない状況で方向性が分からないことを指します。

ですので、ダウ理論で相場の方向性を分析しようとすると相場の波の高値と安値がどのような位置関係にあるのかを確認することにより視覚的に相場の方向を把握できるのです。

これにより現在がどのトレンドかを分析し、アップなら買い、ダウンなら売り、レンジならちょっと待つのも手といった戦略を練ることとなります。

トレンドは明確なシグナルがでるまで継続する

そしてその相場の方向がどこまで続くのかというのを考える際に使うのがトレンド転換の法則です。

一度出た相場の方向性は継続するのが原則ですが、アップトレンドにおいて高値を切り下げ、その後安値を切り下げるという逆の動きを取った場合に転換する確率が高まります。

このようなチャートの動きをみてトレンド転換の際には決済して逃げるのがダウ理論を有効に活用する方法です。

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