


このような疑問を抱えていないでしょうか。
こんにちは、瑛斗です。
前にも紹介した自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」ですが、
いやぁ、今まで少しバカにしていました...。
どうしても「ツール」っていうと「ツール厨」のイメージがあって(古ぅ~)、それにどうせ大したロジックのEAも開発できないのだろうと...。
しかし、実際に触ってみると、思ったよりかなり使えるツールみたいです♪
そこでこの記事では、「EAつくーる」について、以下の内容を解説します!
この記事でわかること!
自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」とは?
自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」でできること5選!
自動売買作成ソフト「EAつくーる」を使ったEA作成の実際
自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」とは?
自動売買作成ソフト「EAつくーる」は、MetaTrader4(MT4), MetaTrader5(MT5)で動作するExpert Advisors(EA)を、プログラミング不要で作成するためのツールです。
通常、EA(自動売買ソフト)を作成するには、MQL4というプログラム言語を使うのですが、「EAつくーる」を用いることでプログラムがわからない方でもノーコードで簡単にEAを作成することが可能になります。
「EAつくーる」は、MQL4の知識がなくても自分で売買条件を設定するだけで自動的にコードを生成してくれる、EAをいわゆるノーコード開発ができるとても便利なツールです。
しかも作成したツールの著作権はEA製作者にあるため、「EAつくーる」で作成したEAを自分の商品として販売することも自由にできます。
もちろん自分自身でEAを作るメリットは自動売買ソフトであるEAが作れることはですが、裁量トレードにおいても、自分の売買ルールを明確に言語化し、EAのバックテストを通じてルールの調整ができるという点もメリットとして大きいといえます。
手動で売買ルールの検証を行おうと思ったら、ものすごく時間がかかるのが、自分のロジックをEAにすることでストラテジーテスターを使ってバックテストができるようになります。
ストラテジーテスターを使えば、数年分のバックテストが数分で終わるので、自分でEAの開発ができれば、売買ルールの検証効率がアップします。
そのため自動売買ソフト(EA)を自分で作れると言うことは、FXトレーダーにとってメリットはとても大きいといえます。
ロジックの検証とEA化
自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」でできること5選!
自動売買作成ソフト(EA)を作成するツールにはいろいろありますが、今回紹介する「EAつくーる」を使ってできることを5つ厳選して紹介していきます。
普段はMQL4言語でプログラミングをしてEA開発をしている私から見ても、「EAつくーる」には、かなり便利な機能が豊富で使い勝手がいいツールだと思ったので、ぜひ参考にしてみてください。
できること①:プログラミング知識がなくてもEAが開発できる
自動売買システム開発ツール「EAつくーる」でできることの一番のおすすめは、プログラミング知識がなくてもEAの開発ができることです。
他のプログラミング界隈でも、最近はプログラミング言語を意識せずにアプリ開発ができるノーコード開発が注目されていますが、「EAつくーる」もまさにノーコード開発ツールです。
通常、EA開発を代行業者などに依頼をすると、簡単なものでも2万円から、複雑なものだと10万円以上かかってしまうことも少なくありません。
しかも代行業者や契約内容によっては、MQL4コードの提供が無い場合もあり、その後の改変にも費用がかかるケースがあります。
それが自分で作成できるようになるのはとても便利です!
MQL4コードを一切いじることなく、EAが簡単に作成できてしまうのが「EAつくーる」ができることの一つの特徴です。
できること②: シンプルなロジックから高度なオプション付きのEA開発が簡単にできる
自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」では、シンプルなロジックはもちろん、高度なオプションもチェック一つで簡単にEAに組み込めます。
たとえば、決済機能として「トレーリングストップ機能」は人気ですが、この「トレーリングストップ機能」だってチャック一つで実装できたり、それもトレーリング条件を「ATR」にしたり...今まで手作業で面倒なコードを書いていた手間は何だったんだろうって!?って思う人も多いでしょう。
できること③:コードに説明も書いてあるためMQLの勉強にもなる
自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」は、EAをMQL4コードで書き出せますが、このコードには上記の画像でもわかるとおり、コードの内容の説明(コメント)が書いてあるため、コードの可視性はもちろん、MQL言語の勉強にも役立ちます。
MQL4コードを書き出すツールは他にもありますが、この説明(コメント)があると、自分でコードを書き換える際にとても便利で、EAをコードレベルでカスタマイズするときに強力な機能です!
できること④:Web版を使えばどこにいてもMT4用もMT5用もどちらのEA開発もできる
自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」には、Web版も用意されているため、特定のPCでしかEA開発ができないことはありません。
ネット環境さえあれば、どこにいてもEA開発が可能ですし、しかも開発できるのはMT4用のEAに限らず、MT5用のEAの開発もできます。
FXの自動売買に必須ともいえる「MetaTrader」の最新バージョンは「5(MT5)」であることは周知の事実ですが、多くのFXトレーダーが今もバージョン「4(MT4)」を使い続けている大きな理由はEAに互換性がなく、MT4用のEAがMT5で動かせない影響が大きいと言われています。
最近はかなりMT5用のEAも充実しては来ていますが、MT4用と比較するとまだまだ少ないのが実情です。
その点、自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」はMT4用とMT5用のEAを一緒に開発できるため、EA開発者にとってかなりのアドバンテージになっています!
できること⑤:「GogoJungle LABO」でより高度な使い方を知ることができる
自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」に限らず、ツールを購入して一番困るのは、基本的な使い方はもちろん、少し難しい使い方をする場合の情報が少ないことが挙げられます。
販売元のGogoJungleでは、自動売買・インジケーターなど投資に特化したプログラミングに関するQ&Aサービス「GogoJungle LABO」を運用しており、「EAつくーる」の使い方はもちろん、コードを書いていてわからないことや、トレード・手法について気軽に質問して疑問を解消できます。
自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」を使ったEA作成の実際
でも結構使えるのはわかったけど、ロジックの記述の仕方がわかんなくて挫折したんだよねぇ...。
EAつくーるの記述の仕方も基本的にコードと同じで慣れてしまえばそう難しくないですよ!
例えば
【買いエントリー】
●短期(14)移動平均線(SMA)が長期(50)移動平均線(SMA)を上抜け(ゴールデンクロス)で「買い」
↓↓↓
●売買条件1
・2本前の期間14の単純移動平均線 < 2本前の期間50の単純移動平均線
かつ(and)
●売買条件2
・1本前の期間14の単純移動平均線 ≧ 1本前の期間50の単純移動平均線
と記述すればいいし
これってMQL4言語では、例えば
// 移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロス
double MA11 = iMA(NULL, 0, MA_Cross_period1, 0, MODE_SMA, PRICE_CLOSE, 2);
double MA10 = iMA(NULL, 0, MA_Cross_period1, 0, MODE_SMA, PRICE_CLOSE, 1);
double MA21 = iMA(NULL, 0, MA_Cross_period2, 0, MODE_SMA, PRICE_CLOSE, 2);
double MA20 = iMA(NULL, 0, MA_Cross_period2, 0, MODE_SMA, PRICE_CLOSE, 1);// 短期移動平均線が長期移動平均線を上抜け(ゴールデンクロス)で「買い」
if (MA11 < MA21 && MA10 >= MA20)
{
...
} // 買い
// 短期移動平均線が長期移動平均線を下抜け(デッドクロス)で「売り」
else if(MA11 > MA21 && MA10 <= MA20)
{
...
} // 売り
と一緒だから、MQL4言語の勉強にもなるよ♪
まとめ:自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」はできることがたくさんあっておすすめ!
自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」はプログラミングの知識がなくても自動売買作成ができるとても便利なツールです。
EAの作成ができれば、自動売買はもちろん、バックテストで自分の売買ルールの検証ができるため、裁量トレーダーにとってももおすすめです。
さらに好成績のEAができれば、自分で運用するほかに販売したりもできる夢のあるツールですので、自動売買システム作成ソフト「EAつくーる」をぜひ活用してみてはいかがでしょうか?
ただ、EAを細かくカスタマイズしたい場合は、どうしても自分でコードをいじる必要があります。
そこで、ここだけの話ですが、「EAつくーる」を使ったEA開発フローの解説を執筆してもらっているので、「おうち時間」の有効活用にぜひどうぞ♪(さりげなく宣伝...笑)
【マガジン】初心者でもできるEA開発(2020版)|創哉(SO-YA)|note
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