インジケーター(テクニカル)

FXにおけるトレンド系のテクニカル分析特集!:DMI

2018年5月7日

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FXで用いるオシレーター系の指標は、相場の強弱を把握するのにたいへん有効です。しかしながら、多くのオシレーター系のテクニカル分析は、逆張り指標として用いられます。例えば、RSIやストキャスティクスなどがその代表例です。しかし、DMIは、順張り指標で使えるオシレーター系のテクニカル分析として知られています。なお、DMIは、逆張り指標として有名なRSIを開発したJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア氏によって作られました。

DMIの仕組み

DMIは、当日の高値安値と前日の高値安値を比較することによって、相場の強弱を判断していくものです。トレンドの上昇パワーを「+DI」という数値で表し、下落パワーを「-DI」という数値で表します。つまり、+DIの値が-DIよりも大きいケースでは上昇トレンド、逆に-DIの方が大きいときは下降トレンドということになります。

DMIの使い方

DMIを用いると、チャート上に+DIと-DIのそれぞれが時間経過とともに更新されます。そして、+DIのラインが-DIのラインを上回っているときは買いが有利、-DIの方が上にあるときは売りが有利と解釈するのが基本です。仕掛けポイントは、+DIが-DIを下から上抜いた時が買い、-DIが+DIを上抜いたら売りとなります。

また、DMIでは、+DIと-DIに加え、「ADX」という指標も使います。ADXはトレンドの向きではなく、強弱を数値化したものです。つまり、ADXの値が大きい時は現在のトレンドが強いを意味します。ADXと+DI、-DIを組み合わせると、より明確なトレンドを把握することができます。すなわち、ADXと+DIが共に大きい時は強い上昇トレンドを意味し、この時に買いポジションを持つと、大きな利益につながります。逆に、ADXと-DIの値が大きい時は、売りポジションで大きな利益が期待できます。一方、ADXの値が小さい時は、トレンドが弱い相場です。仮に、+DIの値が-DIの値を上回る上昇トレンドであったとしても、長続きしない可能性が高いと言えます。ADXが小さい時は、ポジションは素早く手仕舞うことを心がけましょう。

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