インジケーター(テクニカル)

アルティメットオシレーターは使えない?アルティメットオシレーターのトレード手法の使い方

瑛斗
アルティメットオシレーターって使えないって聞くけど、本当?
オシレーター系の中では精度は高いけど、ダイバージェンスが少しわかりづらいかもね?
創哉
瑛斗
ダイバージェンスって何? ちょっと難しいなぁ...

名前はよく聞くけど、使い方が今ひとつわからないテクニカル指標ってありますよね。

そこで今回は、そのようなテクニカル指標のひとつ、アルティメットオシレーターについて詳しく解説したいと思います!

アルティメットオシレーターとは?


アルティメットオシレーターとは、「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を示すオシレーター系のテクニカル指標です。

メモ

オシレーターとは、「振り子」や「振り幅」という意味で、「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を示すテクニカル分析手法です。 代表的なものには、「RSI」「ストキャスティクス」「ボリンジャーバンド」などがあり、トレンド系が相場の流れを読むときに利用するのに対し、オシレーター系は相場の変化の大きさを判断するときに利用されます。

アルティメットオシレーターは、1985年にラリー・ウィリアムズが開発したといわれています。

アルティメットオシレーター(和訳:究極のオシレーター)といわれるのは、それまでのオシレーターの欠点を補うために設計されたことに由来します。

一般的なオシレーターは、ひとつの期間(例えば14日)を基準に相場の変化の大きさを計算しますが、この設定期間と同じ周期で相場が動いてくれなければ、相場の強弱を正しく反映できません。

また、設定期間を短くすると相場の変化に敏感に反応しますが、ダマシに会いやすく、反対に長くすると感度が悪くなって使い物にならなくなります。

そこで、計測期間を7日、14日、28日の3つ設定することにより、相場の強弱に合わせて計測期間を動的に変更して相場の強弱に追従しようと試みたのが、アルティメットオシレーターです。

アルティメットオシレーターの数値

アルティメットオシレーターの数値は、0から100の間を示します。

数値が最高値100に近いほど「買われ過ぎ」を表し、最小値0に近いほど「売られ過ぎ」を表します。

数値が70以上のゾーンにあるとき、相場は「買われ過ぎ」の状態、「売りのサイン」と判断します。

数値が30以下のゾーンにあるとき、相場は「売られ過ぎ」の状態、「買いのサイン」と判断します。

ココがポイント

70 → 「買われすぎ/売りのサイン」
30 → 「売られすぎ/買いのサイン」

アルティメットオシレーターのダイバージェンス

アルティメットオシレーターは、日々の値動きから売り買い圧力をそれぞれ計測し、需給関係から相場の方向性を探り、「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を示すオシレーター指標ですが、他のオシレーター指標のRSIやストキャスティックスよりも敏感に反応する傾向にあり、ダイバージェンスが比較的に出やすいことが特徴です。

メモ

ダイバージェンス (Divergence)とは「逆行現象」を意味し、ローソク足チャート(相場)が上昇しているのにもかかわらず、オシレーター系のテクニカル指標が下落している状況を指します。

アルティメットオシレーターが、相場の動きと逆行するダイバージェンスを示したときは、ローソク足チャート(相場)が反転する前兆として「強い売買サイン」と考えられます(逆張りのタイミング)。

ダイバージェンスには、
・上昇ダイバージェンス
・下降ダイバージェンス
の2種類があります。

上昇ダイバージェンス

ローソク足チャート(相場)が下降トレンドで下に向かっている状況で、アルティメットオシレーターは逆行して上昇に向かっている状態が上昇ダイバージョンです。

上昇ダイバージョンは、相場が下降トレンドにありながらも、「買い圧力」が増してきていることを意味していて、「上昇トレンドに切り替わるサイン」と見れます。

下降ダイバージョン

ローソク足チャート(相場)が上昇トレンドで推移している状況で、高値の位置はどんどん高くなっているものの、アルティメットオシレーターが逆行して下降に向かっている状態が下降ダイバージョンです。

下降ダイバージョンは、上昇トレンドにありながらも、「売り圧力」が増してきていることを意味していて、「下降トレンドに切り替わるサイン」と見れます。

アルティメットオシレーターを利用したトレード手法

最も簡単なアルティメットオシレーターを利用したトレード手法は、アルティメットオシレーターが30の「売られ過ぎ」ラインを抜けたら、これから上昇トレンドに切り替わるサインと判断して「買い」エントリーします。

予想どおりに上昇トレンドが継続したら、エグジットののタイミングとして下降トレンドに切り替わるサインを待ちます。

アルティメットオシレーターが70の、「買われ過ぎ」ラインに触れ始めたら少し様子を見ます。

そして、完全に70の「買われすぎ」ラインを超えたところで「売り」エグジットで利確します。
※「売り」エントリー、「買い」エグジットはこの逆になります。

これが最も簡単なアルティメットオシレーターを利用した手法ですが、ダイバージェンスを組み合わせるとさらに売買のタイミングの精度が上がります。

買いシグナル

ローソク足チャートが最安値を更新しているにもかかわらず、アルティメットオシレーター(UOS)が最低値を更新しなくなるというダイバージェンスが生じている最中に、アルティメットオシレーターがいったん低下した後上昇して、ダイバージェンスが生じている期間での最高値を更新したとき、買いシグナルとして、買いポジション(ロング)でエントリーすることになります。

ココがポイント


◎買いシグナル
・ダイバージェンスが発生している(価格が下がっているのにUOSのボトムが下がっていない)。
・ダイバージェンスが発生した箇所のUOSのピークを注目し、それを抜けたタイミングで買い。
◎手仕舞い
・逆のシグナルが出たらドテン(買いから売りポジションへ)
・UOSが70%以上になったら利確決済
・UOSが35%以下になったら損切り決済

売りシグナル

ローソク足チャートが最高値を更新しているにもかかわらず、アルティメットオシレーター(UOS)が最高値を更新しなくなるというダイバージェンスが生じている最中に、アルティメットオシレーターの値がいったん上昇した後に低下し、ダイバージェンスが生じている期間での最低値を更新したとき、売りシグナルとして、売りポジション(ショート)でエントリーすることになります。

ココがポイント


◎売りシグナル
・ダイバージェンスが発生している(価格が上がっているのにUOSのピークが上がっていない)。
・ダイバージェンスが発生した箇所のUOSのボトムを注目し、それを抜けたタイミングで売り。
◎手仕舞い
・逆のシグナルが出たらドテン(売りから買いポジションへ)
・UOSが30%以下になったら利確決済
・UOSが65%を超えたら損切り決済

まとめ:アルティメットオシレーターは逆張りに使えるインジケーターである!

アルティメットオシレーターは、トレンドの逆を狙う逆張りトレード戦略に役立つテクニカル指標です。

一般的なオシレーターと比較してダマシが少ないので、投資経験が浅い初心者でも使いやすい指標といえるでしょう。

最初はダイバージェンスの判断が難しいかも知れませんが、いち早くトレンドの転換を把握できるので、アルティメットオシレーターは使いこなしたいテクニカル指標のひとつです!
※ アルティメットオシレーターは、MT4の標準テクニカルではないので、利用する際は「アルティメットオシレーター MT4」と検索してダウンロードして利用してください。

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